200名城海と湖絶景ベスト5

皆さん、こんにちは。今日は前回に続いて200名城の中でも感動の景色が楽しめる”海と湖”の絶景ベスト5をご紹介したいと思います。今回も訪れた時の季節、天気、時間さらには気分で、皆さんそれぞれのベスト5があると思います。自分だったら、このお城なのに~と思いながら、読んで頂けると良いかなと思います。では早速行ってみましょう~。

5位 八幡山城 (滋賀県、続100名城)

ガイドブックの案内:JR近江八幡駅から徒歩25分でロープウェイ乗り場

このお城、麓からロープウェイで上がるんですね。ロープウェイとかリフトで登るお城って、それだけで気分が上がります。山頂に着くと、曲輪が連なる城郭は・・・無く、本丸跡だけだったイメージですが、今ガイドブックを読むと5つの曲輪で構成される・・・と書かれてます。そうだったんですね(笑)。本丸跡には日蓮宗のお寺、しかも門跡(皇室・公家が住職を務めるお寺)が建っていて、御殿のような趣で戦の雰囲気が無いんですね。かつての交通の要所にあるため、秀吉の甥の豊臣秀次のような重要人物が城主でした。山頂から琵琶湖が見えるお城と言えば安土城もそうですが、八幡山城の位置と高さのせいでしょうか、安土城より景色の良い琵琶湖が見えます。更にこのお城の良いところ、麓の近江八幡の城下町には運河があって風情があり、城下町散策もおススメです。建築家 藤森照信氏デザインのクラブハリエのバームクーヘンが食べられるラコリーナの建物も一見の価値アリです。

ラコリーナ近江八幡公式サイト:https://taneya.jp/la_collina/

空、山、琵琶湖そして田園風景が楽しめる八幡山山頂
内装も個性的なラコリーナ

4位 七尾城 (石川県、100名城)

ガイドブックの案内:JR七尾駅からバスで13分、本丸まで徒歩60分

このお城、僕は2回行ってます。1回目は年末で雪が降っていて登れず、2回目はそれから数年後のゴールデンウィーク、とても素晴らしい天気の日で本丸からの景色は最高でした。景色もさることながら、このお城は石垣も見事です。戦国時代初期のお城なので、まだ高石垣を築く技術はなく、岐阜の岩村城のように段々畑のように数段の石垣を重ねることで高い石垣を築いています。更に山道もとても綺麗に整備されてますので、とても印象の良いお城です。唯一の難点はアクセスの悪さでしょうか。能登半島まで行くのも大変ですし、最寄りの七尾駅からも遠いです。個人的には麓の資料館は、2回行って2回とも開いてなかった(2回目はコロナのせい)ので、次は資料館が開いている時に行ってみたいです。

本丸跡から望む七尾湾、絶景です

3位 名護屋城 (佐賀県、100名城)

ガイドブックの案内:JR唐津駅からバスで40分

豊臣秀吉による朝鮮出兵(文禄・慶長の役 1592~1598年)の前線基地として築かれたこのお城、目の前に広がる玄界灘に点在する島々が見渡せて、とても景色が良いです。僕が行ったのは6月だったので、穏やかな海と島の景色が広がっていました。これが冬だったら、荒波の玄界灘だったのでしょうか。朝鮮出兵のために、たったの半年で築かれた一時的なお城とは思えないほど広大で、あちこちに石垣から崩れた巨岩が転がっています。天下人秀吉が号令をかけないと、こんなに広大なお城は築くことが出来なかったでしょう。これに先立つ2年前(1590年)小田原北条氏攻めのために造られた、一夜城と言われる石垣山城も似たケースかと思います。お城に隣接する佐賀県立名護屋城博物館も立派で見応えがあります。そして・・・せっかくここまで来たら、是非とも “呼子のイカ”でお馴染みの呼子漁港にも寄って帰りましょう。 お城からクルマで10分、バスも唐津バスターミナルと名護屋城を行き来する便が呼子漁港を通るのでアクセス良しです。ここのイカは透明でホントに美味しいですよ!

佐賀県立名護屋城博物館:https://saga-museum.jp/nagoya/

三方海に囲まれた名護屋城跡

2位 米子城 (続100名城、鳥取県)

ガイドブックの案内:JR米子駅から徒歩15分

夏のある日、青春18きっぷを使って名古屋を早朝に出て夕方に米子に着き、日が沈む前に急いで米子城に登りました。スタンプが野外に置いてあるお城って、何時でもスタンプが押せるので便利ですよね。麓の大手門跡から途中学校のテニスコートを通って、どんどん登って行き本丸跡に着くと・・・夕焼けの中海(なかうみ:米子市に面した湖)、日本海、そして中国地方最高峰の大山まで見渡すことができ、とても感動的です。このお城、往時の縄張り、そして石垣もしっかりと残っており、城跡としても非常に見応えがあります。

本丸跡から中海を望む

さて次はいよいよ1位ですが、皆さん予想外のお城ではないでしょうか・・・

1位 浜田城 (続100名城、島根県)

ガイドブックの案内:JR浜田駅から徒歩20分

このお城12月の早朝に登りました。街中にあるので比較的行き易いです。それほど高さのない山城(標高67m)ですが、高石垣も残っていて見事です。豊臣氏滅亡の大坂夏の陣後に、徳川幕府から全国に命じられた一国一城令(1615年)の後の1623年に建てられた珍しいお城です。浜田にお城が無かったため、このような珍しい事が起こったようです。(200名城の中には、一国一城令で破却となったお城が幾つもあります) 隣国が外様で幕府に目を付けられていた毛利氏長州藩の監視の役割も大きかったと思います。実際その約250年後の幕末長州戦争、石州口の戦いでは大村益次郎率いる長州軍の攻撃を受け落城してしまいました。肝心の景色ですが、本丸跡から入り組んだ入り江の外之浦が見え、なかなかの絶景です。冬の早朝の澄み切った空気のなか、リアス式海岸のようにジグザクに連なる地形がとても綺麗でした。

浜田市街から直ぐこの眺め、贅沢な景色です

さて今回の海と湖の絶景ベスト5いかがでしょうか?やっぱり海、湖の景色って良いですよね。是非、皆さんの海と湖の絶景城もコメントで教えて下さい

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