中編

2018年春 – 続日本100名城始まる

その年の4月6日、「 城の日」に続日本100名城もスタートしました。はじめは「100名城もまだまだ残っているのになんぎやなぁ」と思ったのですが、よく考えれば100も続100も同時に周れば良いので、かえって効率的でした。スタートから2週間ほど経って、続100の最初は奈良の宇陀(うだ)松山城を訪れました。春の新緑が目にまぶしい山城は、とても素敵でした。

新緑が思い出深い続100名城で最初に訪れた宇陀松山城

そしてこの年からお城以外にも、「西国三十三ヵ所」を同時に周りました (1年半後に満願)。 こんな感じで、僕の場合はお城だけでなく、前から行ってみたいと思っていた観光地、温泉、地元のおいしい食事も同時に味わいながら旅しました。お城だけ周る方が効率がいいんだろうけど、お城ばっかりでも旅がつまらなくなるので、いろんな要素も盛り込んで城巡りを楽しむのが良いと思います。

そして四国、山陽地方へ

この年の初夏、名古屋から夜行バスを使って、徳島から入って松山から出るルートと秋には高知から入って松山から出るルートの2回に分けて、四国の全ての城攻めをしました。四国は丸亀、松山、高知、宇和島と他の地域と比べ現存天守閣が多く残っています。特に四国の果てにある宇和島城は五角形の縄張りの平山城でコンパクトな天守閣がなんとも美しかったです。築城名人、藤堂高虎の最高傑作の一つと言えるのではないでしょうか。

コンパクトで美しい現存天守閣の一つ宇和島城

四国を周った時、同時にお城近くの「四国八十八ヵ所」巡りも始めました。(こちらは現在まだ39ヶ所)

9月にANAのマイルが切れそうだったので、週末に中部セントレア空港から片道飛行機で福岡に行き、土日かけて18きっぷを使い、岩国城、広島城、三原城、福山城、岡山城に寄って名古屋まで戻りました。この旅では前から行きたかった岩国の錦帯橋、倉敷の大原美術館にも行けて良かったです。

年末年始は東京から18きっぷで白石城、二本松城、会津若松城、白川小峰城、三春城など、南東北のお城を都度日帰りで周りました。

夕焼けに染まる二本松城石垣

2018年の年末時点で100名城は69城目、続100は初年度にして45城目と二つで年間77城周り、一年で最も訪問したお城が多い年となりました。

2019年春 – ついに九州上陸

この年の春、18きっぷでついに九州の城攻めに出かけました。朝5時始発で名古屋を出て夜の22時に佐賀駅到着と移動だけで一日を使い、次の二日間で佐賀城、吉野ケ里遺跡(百名城唯一の遺跡)、久留米城、大野城、水城、福岡城など福岡県、佐賀県にギュッと固まってるお城たちを効率良く周り3日目の夜に広島に泊まり、4日目午前に毛利氏発祥の郡山城に寄ってから名古屋に戻るルートでした。佐賀城のスタンプを押した時「あ~城巡りも遂に九州まで来たかぁ」と言う気分になりましたが、九州はその後の城攻めで何回も来ることになりました。

遺跡がお城?!… 堀があって柵があって、なるほどお城だ(佐賀県吉野ヶ里遺跡)

6月の週末には平戸城、名護屋城、唐津城を周りました。平戸の松浦氏資料館は様々なお宝を所有し、見どころだらけでおススメなのと、名護屋城からの日本海の眺めの良さ、そして呼子漁港のイカ美味しさと言ったら! 伊万里にも宿泊してとても思い出深い旅でした。

お殿様が集めたお宝に圧倒される平戸の松浦氏資料館

そして夏の18きっぷの季節には、また名古屋発の始発に乗り大分に向かい、佐伯城、臼杵城、岡城、大分府内城、中津城を周りました。佐伯、臼杵の城下町は風情があり、中津からは前から行きたかった青の洞門にも寄りました。この旅の名古屋への帰りに寄った広島の新高山城も、山頂からの景色が綺麗な思い出深いお城でした。

うねうねと龍のような城壁の臼杵城 (大分県)
もはや低山登山 (広島県新高山城)

この年の冬もまた18きっぷを使い、山口県の萩城、島根の浜田城を巡りました。幕末の志士のふるさとで有名な萩ですが、冬は人も少なく少し寂しかったかな。そして朝に登った浜田城跡から見える海の景色も、とても印象に残りました。

絶景かな! (島根県浜田城跡)

こんな感じで2019年は百名城を12城回り81城目、続百は30城回り75城目となりました。(メニューから後編に続く)

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